午前3時を回りました。東京は三鷹のはずれ、強風が吹き荒
れて、隣の工務店がずっと置きっぱなしにしてる「立ち入り禁
止」と書かれた看板がぷらぷら音を立てております。風がボロ
アパートに吹き付けるたび、障子がゆれてかたかた。
ウチはですね、調布飛行場のほうから吹いてくる風が当たる
はじめのところで、ほとんど遮るものがないものだから、まと
もに当たるんです。そのうち何か降ってくる気がして、恐いっ
たらありゃしない。ま、でも、どうにかなってるのは不思議で
す。
さて、まさのーとくんがブログのネタに東京の感じがするの
楽曲でひとまとめにしてたんですが、
「はーい、便乗商法。便乗、あれこれ198円!」
と、いうことで、東京な曲をつらつらと。
1 「ツバメ」山崎まさよし
「霞の向こうに新宿が見える
ツバメはうまくビルを縫ってゆく
今年はゆっくりと春がおとずれる」
なんだか、今年の春はもう先取りしてしまっている感じがあ
ります。生き急いでるよなぁ、春。
アパートの二階にツバメが毎年巣を作るんですが、巣から出
て飛び立っていくとき、縫っていくところがよく見られるんで
すね。
それで、そのツバメを見ていると、
「外食ばかりじゃ やっばいけないね
タバコの量もちょっと多いかもね
少しなげやりになってるかもね」
ほんと、俺のことじゃないかなんていつも思うんです。どれ
も、はい、正解。
今、タバコ切れてるしっ!
阿佐ヶ谷だとか、高円寺だとか、新宿のビルが見えるところ
から朝帰るとき、ふと思い出すんだよね、ツバメ。これが京王
線だと、笹塚まで潜ってるから、この曲のことは思い出さない
の。
2 「東京」浜田省吾
東京の暗部を覗くと、こういう感じになる。
「路地の陰で少女が身を売る
少年達は徒党を組んで獲物を探す
プールサイド 寝そべる金持ち
真夏の街を仕事探してさまよう人
いつまで君 持ちこたえられる」
東京という街は、持ちこたえられる人だけが住む。「芸能界
は人を押しのけないとやっていけない世界」というけど、東京
もそういうところが薄く、また、濃く、そして、偽善的にふわ
ふわしていると言い切ってもいい。
だけど、
「東京 時代のせいにしないで
東京 光を見つけさせて
東京 TOKYO 東京」
なのです。希望ですな。それも、空気中にばらまかれている。
吸ったり、吐いたり。
いつまで、持ちこたえられるのだろうか。
もっと細部に渡った曲だと、一青窈「なんもない」があります。
3 「新・東京ラプソディー」山下達郎
達郎さんの曲には東京をイメージさせる曲というのが多数あっ
て、「DONUT SONG」は渋谷のミスドだとか、「スプリンク
ラー」のイメージは表参道。たぶんに、達郎さんが東京生まれで
東京育ちというところがあるんだと思う。
「街へ出るのさ
溢れる光の中へ
飛び込んだなら
生まれる僕等の東京ラプソディー」
光は街の中にあり。
4 「ハミングライフ」GOING UNDER GROUND
新宿だとか、池袋だとか、渋谷だとかの信号で、たまに向こう
から知っている人が歩いてはこないか、信号が青に変わって、十
数歩歩いて、「あっ!」「おっ!」「久しぶり」、そうはなって
くれはしないか。そう思うことがある。
「一斉に前を向いて歩き出した交差点の隅っこで誰かに会いたくなる
だけどぼくは歌うよ
ひとりぼっちで見つけていくしかない希望を
ぼくはここにいるよ
ハミングライフ in Tokyo」
5 「東京DAYS」槇原敬之
「東京DAYS何かいいこと
ないかとぐちをこぼしかけて
遊び場さがすようになったら
最後と言葉をのんだ」
いっときこの曲を毎度歌ってる時期がそういえばありました。
東京には遊び場が溢れていて、困ることはないだろうに、探すよう
にならないようにって思ってたんだろうな。
「家具屋でみつけた緑色の
1人がけの大きないす
自分の部屋に置くとしたら
どこがいいか考えてた
そうしていつか1人分を
自然に選んでることに
少し淋しくもなったりしたけど
悪い気分じゃないんだよ
東京DAYS愛する人が
いつか現れたら僕のひざの
上にのっけてあげればいい
その先はそれから」
ふむ。
うわっ、気づいたら、もう5時じゃん。
最後に東京な曲、内山田洋とクールファイブ「東京砂漠」でお別
れです。さよならーーー。