« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月21日 (火)

乖離する

 離れていってる気がする。乖離と言えばいいのだろうか。

 乖離している。漢字は書けない。パソコンだからえらそう
に漢字へと変換させる。頭の端っこに、200海里のことを話
していた先生がいたな、と思うが、顔は浮かばない。離れた
距離はいったいどのくらいなのだろう。 

 離れても、手綱があれば引き寄せればいい。俺は手綱を離
してはいない。握っている。黒ずんでしまっているが、俺の
手綱だ。それは、わかる。

 風が吹いたのだろう。正月、凧が舞い上がるように、くる
くるくるとのぼっていってしまったに違いない。

 おーい、どこいったんだい。

 はて、どうやって、取り戻そう。

 仕事は正しくこなしていている。しかし、「ちゃんとやっ
たのか」と、数分後に気づく。本を読んでいて、活字が入っ
てこない状況に近い、といえばいいのか。間違っていないだ
け救いがあるのだけど、気持ちはよくない。離れている分注
意も遠くなる。俺は、自分の仕事において、注意魔なのだ。
ほんの些細なことでも、気になれば直す。時間はかかる。そ
れでいい。が、そこに誤差が出てくるから、なあなあは嫌だ
と、いらだつ。

 神経衰弱? ああ、そうか、俺の手元にはカードが一枚し
かない、あったとしても対になるカードは遠くに行ってしま
っている。ハートかスペードかキングかエースか、ジョーカ
ーかが。

 どこまでのぼったんだか知らないが、もう一枚のカードよ、
そこから、カードをきって戻っておいで。一枚じゃ、寂しい
じゃあないか。ゲームも進まないんだよ。

 もどらねぇと言うのなら、こっちが迎えに行くさ。けどよ、
遠ければ、遠いほど、こっちは汗かくぜ。手綱持ちっぱなし
も疲れるからさ。

 はて、どうやって、カード見つけよう。

 そんなことを、親父がシンクロの特番を見ている横で考え
る。鼻の下を親父は伸ばす。70歳。どこみてるんだい。

 俺は30歳。
 まあ、少しだけ、鼻の下も伸びるさ。

 カード、カード。
 とりあえず、おでこにはない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月16日 (木)

襖はやさしく閉めなさい。

 23時 もうすぐ日も越える時間
 君は掃除機を動かし部屋を奇麗にする
 その音はこつこつと殺気だって
 俺の頭蓋骨を揺らす 
 そんな 音降る毎日で
 踏みつけられてるの 音に

 襖はやさしく閉めなさい
 俺はそれだけでいいんだ
 君は掃除したいんだろう
 ならば しょうがない
 文句は言わない

 襖をいきおいよく閉めることが君の儀式なら
 いきおいよく閉めたぶん
 そのうち君に突風が吹く

 俺が起こす突風じゃないよ
 君が起こした突風だよ
 自業自得っていうんだよ

 君が今 何かにうまく行っていないとしたら
 その原因は
 毎日していることにあるのではないだろうか
 習慣となって 盛り上がる筋肉 

 その肉付きでいいのだろうか
 持ちたいものを持ててるだろうか

 襖はやさしく閉めなさい

 襖もドアも扉も
 やさしく閉めるから
 意味を持ち始める

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月14日 (火)

こったりくるったり

「君はたとえそれがすごく小さな事でも
 何かにこったり狂ったりした事があるかい
 たとえばそれがミック・ジャガーでも
 アンティックの時計でも
 どこかの安いバーボンのウィスキーでも
 そうさなにかにこらなくてはダメだ
 狂ったようにこればこるほど
 君は一人の人間として
 しあわせな道を歩いているだろう」
 
 かまやつひろし「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」

             ※

 この曲を聞きながら、失敗を笑い飛ばして語ることのでき
る大人になりたいと思う。
 失敗を閉じ込めて、俺を見ろと言ってはダメだ。
 
 こったりくるったりすれば、失敗がたくわんがいくつもく
っついたようになってくる。

 この前、とある人に会った。
 もう会うことはないだろうと思っている人だった。その人
はとても身軽になっていた。その人は言う。「会社つぶしち
ゃったことあるからね」。

 家にいろんなものがあふれている俺からすると、いつまで
も身動きが取れなくなってるのをどうにかしないといけない
と思う。

 この夏はいろんなものを処分するだろう。

 ゴロワーズを買ってこよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »